夏の京都のおすすめは風物詩の川床遊び

カテゴリ : イベント・体験・名所案内

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京都の夏は暑さが厳しいことで有名ですが、昔から暑さしのぎのさまざまな生活の知恵が生きています。 風通しのよい町屋のつくりもそうですが、川原に木の床を敷いて涼を得る「川床」は、京都の夏を楽しむための、夏限定のしつらえです。

川床は、市街地の鴨川沿い、貴船、高雄、鷹ヶ峰の4つのエリアでみられます。エリアごとに川床のつくりが違ったり、眺める景色も違ったりするので、それぞれの楽しみ方ができます。

また、川床のあるお店は会席など和食のコース料理が一般的ですが、フレンチ、イタリアンなどのお店もありますし、バーや居酒屋で気軽に楽しむこともできます。

川床について知っておきたい基礎知識

  • 鴨川納涼床

    出典:鴨川納涼床への誘い

「川床」の読み方は、貴船では「かわどこ」、それ以外は「かわゆか」といいます。貴船は京都の奥座敷といわれているため、「床の間(とこのま)」の「とこ」にちなんで「かわどこ」と呼ぶようになったのだとか。

川の上に桟敷を設けて水の流れを感じながら料理を楽しめるのは貴船エリアだけです。


また、鴨川沿いでは柱を立てて川に突き出るようになっているため、「高床式(たかゆかしき)」にちなんで「ゆか」という読み方になっています。

鴨川沿いの川床は、床(ゆか)や、納涼床(のうりょうゆか)などとも呼ばれています。

川床は、秀吉の時代に、鴨川の川原で盛んだった見世物や、物売りを見物するために桟敷席や茶店を設けたのが始まりとされています。

江戸時代にはそれがさらに盛んになりました。当時は、浅瀬に桟敷をつくったり、川岸から桟敷を張り出させたりしていましたが、大正時代に行われた治水工事のために鴨川の上に桟敷をつくるのは禁止されました。

第二次世界大戦中は中止されていましたが、昭和26年には鴨川の川床が解禁され、現在では、多くのお店が夏の期間限定で川床をオープンさせています。

鴨川川床 昼食プラン

川床を楽しむのに最適なのは夏の盛り

貴船、高雄、鷹ヶ峰は川床を出す料理店によりますが、例年5月1日から9月30日までのところが多いようです。

鴨川沿いのエリアでは、夜に行われる夜床は5月1日〜9月30日、昼床は5月と9月のみと、京都鴨川納涼床協同組合で決められています。


夏の先取りで5月から楽しめる川床ですが、昼はまだしも、夜の川べりはまだ肌寒さを感じます。6月は雨の日が多くなりますので、本格的に川床を楽しめるのはやはり、梅雨明け後の暑い盛りになります。

京都の夏といえば、祇園祭が最大のイベントです。7月1日からまる1カ月間、祇園の八坂神社や山鉾町周辺が祇園囃子の音色に包まれます。ユネスコ無形文化遺産に登録された山鉾行事は、飾り付けられた山鉾が見られる宵山が前祭14日〜16日・後祭21日〜23日に、山鉾巡行は前祭17日・後祭24日に行われます。

梅雨明けの7月、コンチキチンという祇園囃子を聞きながら鴨川の納涼床で京料理に舌鼓を打つ、というのは五感で京都を味わえる極上の体験です。

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エリアごとに特色ある「川床料理」と旬の食材

貴船の川床は、川床料理と称する会席料理のお店がほとんどです。料金はお店によって違いますが、昼膳は5,000円前後、会席料理は15,000円前後です。昼膳は当日予約なしでもいい場合がありますが、昼夜ともハイシーズンは予約した方がいいでしょう。

貴船は市街地から離れているので、帰りが心配な場合は昼膳がおすすめです。幻想的な夜の川床も楽しみたい場合は、宿泊できるお店や市街地から送迎してくれるお店もあるので、事前に確認しておくといいでしょう。

高雄、鷹ヶ峰も市街地から離れた自然豊かな風情が楽しめます。貴船よりお店の数が少なくなり、川床も川沿いのテラスのような形式になりますが、料理は貴船同様の会席料理で料金も同じくらいです。

高雄の「もみぢ家」は、川床料理を楽しみながら舞妓さんの京舞が鑑賞できます。高雄も鷹ヶ峰も、川床料理のお店が限られているので、予約しておくことをおすすめします。

もみぢ家 高雄川床

京都の市街地で鴨川沿いの二条から五条までの間は、川床のあるバリエーション豊かな料理店が軒を連ねます。その上、川床に多い会席料理は、貴船などよりいささかリーズナブル。

昼膳は3,000円前後のところもあり、夜は7,000円前後のところが多いようです。また、和食以外のお店も多く、フレンチやイタリアン、中華、エスニックと、それぞれに特色ある川床料理のコースを提供しています。

コース料理限定のお店が多い中、鴨川沿いでは、気軽に入れる居酒屋やバーでも納涼床を楽しめます。500〜1,000円(税抜)の床料を払えば、アラカルト料理でも納涼床に席をとることができます。

地元の人にも人気なので、席の予約はした方がいいでしょう。開店直後であれば比較的すいている店もあるので、予約なしでも1時間程度は夕暮れ時の鴨川を眺めながら一杯、ということもできます。

川床料理でおすすめは、夏が旬の「鱧」と「鮎」。京料理のお店では鱧しゃぶ鍋を提供するところもあります。また、京野菜の「万願寺とうがらし」と「加茂なす」も旬を迎えています。夏の京都ならではの味を堪能しましょう。

周辺に見どころも豊富な川床エリア

貴船は、鞍馬山とともに洛北の観光スポットです。夏はやはり貴船川の川床が有名ですが、貴船神社もパワースポットとして有名です。古くは「気生根(きふね)」と記されていたように、「気(パワー)」の生まれる根源であるとして、いにしえより信仰を集めてきました。

  • 貴船神社

    出典:貴船神社

  • 貴船神社は、参道の両側に数多く立ち並ぶ赤い燈籠が美しく、京都らしさを感じる本宮、平安の歌人・和泉式部が歌を捧げて恋を成就させたとされる中宮、気の存在を感じる神秘的な奥宮と、見どころが多くあります。特に、中宮は、「結社(ゆいのやしろ)」といい、縁結びの神様として大人気です。


高雄へは、嵐山から景観のいい道沿いを路線バスで行くことができます。6月半ばから1か月ほど、清竜川にホタルが飛び交うシーズンになるので、高雄は断然、夜の川床がおすすめです。

鷹ヶ峰は、江戸時代初期に活躍した工芸家で琳派の祖、本阿弥光悦が移り住み、芸術村を築いたことで知られる場所です。金閣時へ続く観光ルートを散策しながら、光悦ゆかりのお寺をめぐって茶室や庭園を鑑賞する大人の楽しみ方もできます。

鴨川沿いで楽しめる納涼床は、先斗町通りを中心に100軒ほどが立ち並び、四条大橋からの眺めは圧巻です。祇園、八坂神社に向かう四条通は、観光客で賑わう京都市内随一の繁華街で、7月の祇園祭には賑わいも最高潮に達します。

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【コラム】川は意外によく効く天然クーラー

まわりを山に囲まれた盆地の京都は、夏の暑さが厳しい土地柄。貴船は平安の昔から避暑地として有名でした。貴船は貴船川、高雄は清竜川、鷹ヶ峰は紙屋川、そして京都市街を流れる鴨川と、京都の人々は川に涼を求めてきました。

流れる水は外気の影響を受けにくいため冷たさを保ち、周辺との温度差で涼しい風が起こります。川の冷気を効果的に取り入れようと発達したのが川床です。気温の高いときは心地よい自然のクーラーですが、陽が陰ったり、傾いたりしたときは、肌寒さすら感じるほどです。

特に、郊外の川床は市街地より気温が数度低い上に、自然とはいえクーラーの効いた状態といっしょですので、一枚羽織るものを持参しておくといいでしょう。

最近は京都の「和」の雰囲気に浸れるように、着付けまでしてくれるレンタル着物や浴衣が流行しています。京都の街の至る所で浴衣や着物を着た女性を見かけるようになりました。

浴衣も夏の着物も薄手で一重のものですから、川床で料理を楽しむときには、体を冷やさないように気をつけましょう。夏に羽織まで借りるのは難しいですが、ショールのようなものを肩にかけるだけでも違います。せっかくの風情がそがれてしまう気もしますが、寒さを我慢して風邪など引かないように川床遊びを楽しみましょう。

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